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機関紙・名簿の発行

機関誌の発行

湧源クラブには,現在Non-Puits(関東発行)、Un Petit Puits(関西発行)という二種類の機関誌を年間8〜10回程度発行しており,購読料を支払った湧源クラブ会員が購読しています。また1997年までUn Puits de Science(東京発行・年刊)という機関誌も発行しました。これらの機関誌は、クラブの活動報告が掲載されるほか、クラブ員の自由な投稿により構成されており、学術的な内容からエッセーに至るまでバラエティーあふれる紙面になっています。

記事内容については、もく次郎で公開しています。

このうち、学術的なものについていくつか紹介します。

  • 「もののかたちもののはたらき」シリーズ
    • 大学生会員によるリレー連載企画。「手のかたちとはたらき(医学部学生執筆)」、「切手はどうしてちぎれるの?(工学部土木系学生執筆、専門の応用力学を使って解説)」「フロッピーディスクのかたちとはたらき(情報系学生執筆)」など、身の回りにある身近な「もの」についてその形と働きを、自分の専門分野の知識を利用してわかりやすく解説しました。
  • 「ものさしを使ってはいけない」「エレベータに乗って」「むしめがねとのりを使いましょう」「一度くっついたらはなれない」「南極より南で会おう」
    • 奇妙な題名が続いているが、これらはすべて一人の数学科の大学院生が代数幾何をテーマにした連載投稿のサブタイトル。もともとは難しい内容の数学論文を、少しでも馴染みやすくなるよう、読者に理解してもらえるよう、苦心の跡が見られる。例えば最後の「南極より南の点」とは、数学上の無限遠点の概念を指す。
  • 四次元ポケットの挑戦
    • 誰もが知っている「ドラえもん」の不思議な道具たちについて、大学の化学科の助手でもある著者が、これらが化学的な見地から実現可能かどうかを、一つ一つ検証してみせた。取り上げたトピックスとしては、「空気ピストル」「エラ・チューブ」「時間技術」など。

会員名簿の発行

毎年、会員名簿とともに会員から寄せられた近況報告を編集してUn Puits de Science増刊号という冊子にしています。この冊子に掲載されている近況報告集によって、会員相互の交流の効果だけではなく、(学生時代に翼セミナーの一週間をともにした仲間の様子を年一度知ることによって)全国に離れ離れに暮らし、また様々な職業に就いている会員の、湧源クラブ会員としてのアイデンティティーの維持に役立っています。

[カテゴリ:1.湧源クラブの紹介]

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